資料編 65 マ MER dB デジタル放送の変調方式に用いられる直交変調において、変調誤差比(Modulation Error Ratio:MER)をdBで示す。デジタル放送においてMERとCN比は相関性があり、 MERを測定することで受信状況を把握することができる。 ヘ 変調方式 AM変調 FM変調 テレビ信号や音声信号を伝送する場合、効率よく伝送するために、これよりはるかに 高い周波数(搬送波)に信号(変調波)を乗せて送る。 この信号を乗せることを変調といい、AM変調、FM変調などがある。 偏波面 垂直偏波 自由空間に放射される電磁波は、波の進行方向と直角な面内に振動する電界と磁界を もった横波で、電界と磁界はその面内で強さが変化する。これを偏波という。偏波面 は電界の振動する面だけを表し、この偏波面の形状や方向によって、直線偏波(垂直 偏波または水平偏波)円偏波(左旋回または右旋回)にわけられる。 不要放射 dBµ/m MAX 34以下(IEC、TMD法) ( )内に測定法を記入 放射を目的としない機器(受信機、高周波利用機器)からの漏洩する電波の総称で、 機器の入力端子に規定レベルの信号を加えたとき外部空間に放射する信号の電界強度 をいう。測定方法としてIEC法、TMD法がある。 分配損失 dB MAX値 7以下 分配器の入力端子に加えた信号と分配端子に出てくる信号のレベル差をいう。値は小 さいほど良い。 フ 項 目 単位 表示例 表示例 説 明 GC 0〜−10 ATT 0.10切換 または 0〜9プラグインATT 1dBステップ 0〜7加算式BON 1dBステップ リ 利得安定度 (出力レベル安定度) dB 中間値 ±1.5以内 ※)( )内に温度を記入 弊社の場合 屋内用→−10〜+40℃ 屋外用→−20〜+40℃ 増幅器の利得が周囲温度や電源電圧の変化に左右されない度合で、−20℃〜40℃にお いて±1.5dB以内などの表現で示す。 利得 dB MIN値 30以上 帯域により値が遣う場 合は FM 35以上 UHF 40以上 など記入 増幅器などにおいて、その出力と入力の電圧、電流あるいは電力の比をいうもので、1 台もしくは2台縦続接続して使用する増幅器などの場合「利得」表示し、多段縦続接続 する様な増幅器では、「標準利得」表示する。 通常はdBで示す。 利得調整範囲 dB MIN〜MAX GCとは、ゲインコントロールのことで、増幅器などで内蔵ボリウムなどにより利得量 を調整し、出力レベルの調整をすることができる。 ATTとは、減衰器のことで、増幅器の増幅部の入力側または出力側に入れることによ り、増幅器の(出力レベル)を調整するもので、切換式、プラグイン式のものがある。 BONとは、ケーブルと同じ 特性(周波数の平方根に比例して減衰量が増減する) の減衰器のことで増幅器の入力側に入れることにより増幅器の増幅部への入力レベル を適正な値にするもので加算式などがある。 √ — f ■共同受信設備用語説明 資 料 編
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